八ッ場ダム 第5回 特別見学会

開催日が3月25日に決定したという予告のメールが届いた。(一部伏せ字にしている)

メールが届いたのは2018年2月20日だ。


平成30年3月25日(日) (時間未定)

 ・上流仮締切からの見学

 ・堤外仮排水路入り口の見学

 注意)今回、徒歩で進入します(合計10km弱歩きます) 旧145号線を歩く予定です。

    かなりの高低差があります。

※今回、xx建設さんのxx副所長さま(←えらい人。ファンクラブ会員でもあります)に、無理を言って、セットしていただきました。


2月27日に改めて募集のメールが届いた。


日時  :平成30年3月25日(日) 10:45~ (2時間30分程度)

集合場所:なるほど!やんば資料館 駐車場

     (川原湯温泉駅から徒歩15分)

内容  :上流仮締切まで、徒歩で向かいます。

     (流況次第で、堤外仮排水路の中にも入ります)

     その後、旧145号を上流に向かってあるきます。

     (ヘルメット着用)

※10km程度歩きます。

※高低差あります。高所恐怖症の方は厳しいです。すいません。

最終の下見にいって、写真とってきます。


3月2日にに見学時のポイントについてのメールが届いた。


第5回特別見学会のポイントです。

徒歩で旧145号を行き、堤外仮排水路に進入します。

添付の写真をご覧ください。

 ※当日、水が多い場合は進入できません。

 写真①、②仮設台から進入します。(ここで待機も可能です)

 写真③、④こんな階段です。(高低差30mくらい)

 写真⑤ 堤外仮排水路です。(水の中を歩くわけではありません)

注意事項

 ・仮排水路は足場を行きますので、長靴でなくて大丈夫です。

 ・徒歩で行く旧国道ですが、土砂等で汚れております。

天候次第ではぬかるむ可能性があります。

トレッキングシューズがベターです。

(スニーカーでも大丈夫です。汚れますが)

 ・時間帯がお昼を挟みますが、用意はしておりません。

  見学終了後に各自でお願いします。

 ・道路状況は、当日降ったらスタッドレスが必要です。

  また状況は前日くらいにお知らせします。

 ・集合場所は、なるほど!やんば資料館の駐車場です。


3月月16日に見学時の注意事項についてのメールが届いた。


3月25日(日) 第5回特別見学会の注意事項です。 

本メールは会員全員に送付しております。

 ・路面状況  :周辺道路はドライです。気温も高く、凍結の心配はありません。

 ・途中のトイレ:仮設トイレが1箇所(2基)です。途中地点くらいです。

         ※立しょんは、ご遠慮ください。座ってもダメです。

        (スタートの近くにはちゃんとした公衆トイレがあります)

 ・水分補給は各自でお願いします。

 ・撮影は問題ありませんが、三脚の使用はお控えください。

また、駐車場ですが、なるほど!やんば資料館の隣のJV事務所の駐車場を借りました。

当日誘導いたします。

以上、来週はまた路面状況等のお知らせをいたします。晴れるといいなあ。


さらに3月19日に追加でメールが届いた。


第5回見学会にご参加の方、そうでない方にお知らせです。

① 25日(日)の天気、予報では「晴れ」

 雨○が参加するので、油断はできませんが・・・

② ファン倶楽部の会員証につきましては、見学会の受付時にお渡しします。

 今回、参加されていない方は次回見学会かこちらにご旅行のときにお渡しいたします。

 (お越しの際はご一報ください)

③ 「桜の広場」オーナー制度の試行!

 以前、会員の方からファン倶楽部で何か残せないか(ベンチの寄付とか)、

 桜の植樹とかできないか。

 との声をいただいておりました。

 かなり悩んだ結果、桜の広場のオーナー制度を試行してみます。

 (ダム湖沿いで、ダムの景観を阻害しない場所です。)

 1口1万円にして、オーナーになっていただいた方のお名前を銘板で刻もうという

 取り組みです。

 (オーナーといっても、広場の使用権があるわけではありませんが・・・)

 「八ッ場ダムファン倶楽部」で一口やりたいと思います。

 25日の見学会参加で賛同いただける方は募金箱おいときますので

 協力よろしくお願いします。(1万円に満たなければ、xxが補填します) 

 もちろん、個人様やお仲間内でのオーナーも可能です。

 詳しくはHPをご覧ください。

 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000697974.pdf


3月23日 またまたメールが届いた。


第5回見学会にご参加の方、そうでない方にお知らせです。

 ・交通状況ですが、路面はドライです。

  日陰だけは注意してください。

 ・が、歩くコースは雪の影響でドロドロの場所があります。

  雑巾を持参したほうがいいです。

 ・緊急時の連絡先:xx携帯 xxx-xxxx-xxxx

※現場内は禁煙です。


前置きが長くなってしまったが開催までの経緯を記しておきたかったので載せることにした。

開催案内が届いてから開催日までの間に間にこれだけたくさんのメールが届いたのはこれが初めてだったのだ。

最後に明かされる理由のため万全を期したかったのかもしれない。

(結果的には何もトラブルはなく天候にも恵まれた)


それではこの日の見学会の様子を紹介しよう。

今回は堤外仮排水路の見学だ。

ダム完成時には埋められてしまうので今しか見ることができない。

今回は「なるほど!やんば資料館」に集合だ。

参加者は約150名。

今回は駐車場が足りないのでJVの駐車場を借りたそうだ。

個人の感想だが、休日にこれだけ多くの人を集めてイベントを開催するというのは本当に大変だと思う。

みんな遠足気分だ

これは以前見学した骨材プラントへ続くトンネルだ。

この後の行程はここから出てきているベルトコンベアに沿う形で進んでいくことになる。

いよいよ立入禁止区域への立ち入りだ。

やはり遠足のようだ。

ここからベルトコンベア沿いに進んでいく。

橋の先に赤と白のクレーンが見えるが、あそこまで歩いていく。

まだ先は長い。

不動大橋(湖面2号橋)の右手には「道の駅八ッ場ふるさと館」がある。

すでにダム湖のエリアに入っているので、このアングルから見る不動大橋は今だけだ。

工事中に見つかった遺跡だ。

調査しなければならないのだが費用は土地の所有者が負担すると以前説明を受けた。

万が一、宝飾品が出土したら土地の所有者に帰属するのだろうか?

先ほど合流したベルトコンベアの下を通って先へ進む。

ベルトコンベアと不動大橋が交差しているのを見られるのも今だけだ。

丸岩をこのアングルから見ることができるのも今だけだ。

奥に見える橋は旧吾妻線の鉄橋跡だ。

ベルトコンベアはここで右折して旧吾妻線上を進む。

今は閉鎖されている八ッ場ダムのPR館「やんば館」。

当初は年間2万人程度の来館者があったそうだが、2009年のダム建設中止表明後に急増し累計来館者は60万人を超えたそうだ。

現在は道の駅 八ッ場ふるさと館内へ移転している。

バス停。

かつてここに生活があったことが偲ばれる。

ここもバス停ごと沈むのだ。

旧国道145号線を進む。

国道の少し上にアーチ上の橋が見えるが、あれは旧吾妻線だ。

今はベルトコンベアが設置されている。

不動大橋の下側に丸岩を収めるアングルも今だけになりそうだ。

先ほどのアーチ状の橋。

橋の上にはベルトコンベアが設置されている。

このトンネルもダム湖に沈む。

少し開けた場所に出てきた。

奥に見えるのは八ッ場大橋(湖面1号橋)だ。

ベルトコンベアの先に旧吾妻線の踏切が残っていた。

前々回くらいの見学の時にここをバスで通ったが、その時に隣の方があの踏切を見て

「持って帰って玄関前に設置したい・・・」とつぶやいていたっけ。

先ほどの開けた場所から見えた八ッ場大橋はそんな遠くに感じなかったのだが、

実際はまだまだ先だ。

少し疲れてきた。

ここにも遺跡があった。

関係者以外の立入禁止はわかるのだが、よく読むと見学を希望する方は現場事務所まで連絡するように記載されている。

既にここは立入禁止のエリアだ。

誰に向けての看板なのだろうか。

旧吾妻線の信号機と橋梁だ。

奥に見える橋が八ッ場大橋。

重ダンプ直進方向は以前バスで通っているが、今回は右手からきて手前側へ進んでいった。

旧吾妻線の橋梁にもベルトコンベアが設置されている。

雪対策のためだろうか。

チェーンが巻かれている。

いよいよダムの本体が見えてきた。

行程の最初の頃に見えた赤と白のクレーンもすぐそこに見える位置まで来た。

ベルトコンベアもいよいよラストスパートだ。

橋のアーチ部分に蜂の巣がある。

スズメバチの巣ようだ。

ベルトコンベアはいよいよ最後の登りだ。

登った先のサイロがゴールだ。

今日の目的である仮排水路の入り口までやって来た。

ここまでの移動距離は約6km。

みんな疲れた様子だ。

この足場を降りての見学になる。

ダムの工事中は吾妻川を堰き止めてしまうため上流側の水を下流側へ迂回させるための

水路の入り口だ。

仮排水路の入口から見た中の様子。

中は真っ暗だ。

10mほど中に入ってから見た外の様子。

当然、帰りはこの足場を登ることになる。

以前の見学会ではここを奥の方へ進み山沿いの足場を通って堤内仮排水路を見学したのだ。

ずいぶん前のことのように思ったがたった半年前のことだ。

帰路。

みんなの心配事はまた同じルートで帰るのか?ということ。

でも帰りはショートカットが用意されていた。

ここを右折し八ッ場大橋の左岸へ出て橋を右岸へ渡りきればゴールだ。

少し安心して八ッ場大橋へ向かう。

あとはこの橋を対岸まで歩けば今日のゴールだ。

帰りの距離は2.2kmで全行程は約8.2kmだった。

予告されていた10kmよりは短かった。

あぁ疲れたぁ。

一番奥に見える橋の下を通って歩いて来たのだ。

お疲れ様でした。

最後にヘルメットを返却し新しいダムカードを受け取って終了だ。

また、今回は「桜の広場」オーナー制度へファン倶楽部として1口参加とのことで

少しばかり寄付させていただいた。

最後の最後に八ッ場ダムファン倶楽部の設立から今日までお世話になった八ッ場ダム工事事務所の地域振興課の課長さんが4月から異動になってしまうとのお知らせがあり見学会への参加は今回が最後になるとのことだった。

これまでお世話になりありがとうございました。

八ッ場ダム

建設中に開催された八ッ場ダムファン倶楽部の特別見学会の記録だ。

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